ヘルペスの種類と症状についてわかりやすく解説します

ヘルペスウイルスとは

アシビルDTが効果を発揮する「ヘルペスウイルス」とは、どのようなウイルスなのでしょうか。

有名なウイルスなので、名前は知っているけれどどういったウイルスなのかは、あまりよく知らない方も多いのではないでしょうか。

ヘルペスウイルスとは、1960年にイギリスの獣医学者によって発見されたウイルスです。

ウイルスの中ではDNAウイルスという種類に分類され、自分のDNAを細胞膜で覆った、非常にシンプルな作りをしています。

細胞に核を持つ、ほとんど全ての生き物に存在しているといわれており、誰でも感染しているといえる一般的なウイルスです。

風邪による高熱や疲労などの影響で、抵抗力が弱まると症状が現れやすくなります。

ヘルペスウイルスの種類は約100種類にも及び、人間にとって病原菌となるものは「単純ヘルペスウイルス」「水痘・帯状疱疹ウイルス」「エプスタイン・バール・ウイルス」「サイトメガロウイルス」などがあります。

初感染のあと、潜伏感染するのが特徴で、知覚神経節にある神経細胞の核内に遺伝子の状態で潜伏します。

このような形で体内に残るので、一度ヘルペスウイルスに感染すると生涯をともにすることになるといえます。

帯状疱疹の症状

ヘルペスウイルスには水痘・帯状疱疹ウイルスがあります。

このウイルスは空気感染で感染し、はじめて感染したときは水疱瘡として発症します。

治ったあとに加齢やストレス、過労などが原因で免疫力が低下すると、今度は帯状疱疹として現れます。

60代を中心に、50代から70代に多くみられますが、場合によっては若い世代の人が発症することもあります。

通常は生涯に1度しか発症せず、免疫力が低下している人を除くと、再発することはあまりありません。

帯状疱疹は、数日から1週間は神経に沿って体の左右どちらかにチクチクと刺すような痛み、またはぴりぴりする痛みが起こります。

その後、虫刺されのような赤い発疹ができ、その上に透明な水疱が集まって形成されていき、徐々に色が濁って膿疱に変化します。

6日から8日後には水疱が破れ、ただれか潰瘍になり、そこからおよそ2週間でかさぶたになって治っていきます。

発疹が出来てからの1週間は、新しい丘疹や水疱が新しく発生し、どんどん範囲が広がっていきます。

この症状は帯状に現れるのが特徴で、胸から背中にかけての部位にもっとも多くみられます。

全体の半数以上が上半身に発生し、顔面や目の周囲にも症状が現れることがあります。

少々時間がかかりますが、軽症であれば自然と治ることもあります。

しかし、高齢者や免疫力が低下している方が帯状疱疹を発症した場合、症状が重症化することが多く、後遺症や全身症状が悪くなることがあるので注意が必要です。

口唇ヘルペスの症状

ヘルペスウイルスは感染する場所によって、さまざまな症状を引き起こします。

代表的といえるのが口唇ヘルペスで、これは単純ヘルペスウイルスが原因となって引き起こされます。

単純ヘルペスウイルスには「HSV-1ウイルス」と「HSV-2ウイルス」の2種類があり、口唇ヘルペスを引き起こすのは主にHSV-1ウイルスです。

HSV-1ウイルスは全世界で50歳未満の6割以上が感染しており、日本では7割から8割の人が感染しています。

大抵は無症状ですが、皮膚のバリア機能の低下や免疫力が低下していると、ウイルスが活性化し、口唇ヘルペスに繋がります。

口唇ヘルペスの主な症状は、かゆみや痛みを伴う口の周りの水ぶくれや、ただれです。

前駆期は皮膚に熱感、違和感、かゆみを感じ、これらの自覚症状から半日程度で皮膚が赤く腫れてきます。

2日から3日後、腫れた上に水疱ができ、回復期に入るとかさぶたができ、2週間程度で回復に向かいます。

水疱は初感染したときは大きく、再発を繰り返すと小さくなっていくという特徴があり、唇の1ヶ所にまとまってできます。

また、大人になってからはじめて発症すると、症状が重くなる傾向にあり、重症化した場合は口の周りだけでなく口の中や喉元にまで広がります。

40度を超える高熱が1週間続く、多数の口内炎ができる、顎の下のリンパ節が腫れるなどの症状がみられる場合もあります。

そのため、幼児期の子供よりも、大人のほうが口唇ヘルペスに注意するべきだといえます。

性器ヘルペスの症状

単純ヘルペスウイルスが引き起こす症状には、ほかにも性器ヘルペスがあります。

数ある性感染症の中でも有名なものの一つで、女性ではクラミジアに次いで多く、男性では淋菌感染症とクラミジアに次いで多い病気です。

口唇ヘルペスでも説明したように、単純ヘルペスウイルスには2種類がありますが、性器ヘルペスを引き起こすのはHSV-2のほうです。

性器ヘルペスは一度治っても、原因となるHSV-2が腰の辺りにある神経の根本の細胞に潜伏するため、ウイルスそのものを体内から取り除くことはできません。

疲労や長時間のストレス、性交時の皮膚の摩擦や紫外線などの刺激に反応して、再び症状を起こすので注意が必要です。

性器ヘルペスの症状は、性器に赤いブツブツや水疱、皮膚のただれです。

最初は皮膚がヒリヒリするような感覚やむずがゆさ、灼熱感、痛みから始まり、そこから本格的な症状が現れ始めます。

初感染のときは強い痛みや発熱を伴うことが多く、女性では排尿時に痛みを感じるので排尿が困難になるほどです。

しかし、再発したときは症状が軽く、小さな水疱や皮膚のただれで済むことが多いようです。

男性と女性で発症部位が異なり、男性の場合は性器の先端や包皮、陰茎体部、お尻にもっとも多く見られます。

女性の場合は外陰と膣の入り口、お尻にみられることが多く、場合によっては子宮頸部に及ぶこともあります。

もし髄膜にまで達した場合は髄膜炎を起こし、排尿できなくなる、とても強い頭痛がするといった症状を起こします。